2017年6月6日火曜日

トカットのヤズマ

歩き方に奇跡的に載ってるって思うぐらい、トカットは外国人観光客が少ない街。

でも、やって来たら街は一目見て素敵だと思ったし、インフォメーションで冊子をもらえば近郊に見所もある。




私がここに来た一番の目的は、トカットのヤズマという布を見たかったから。
バスクという菩提樹の樹を使って作った手彫りのハンコで布に色を乗せていくのです。
こういう作り方はイランにもあったし、インドでもあったような。でも、デザインや雰囲気は違うし、私はぜひトルコのヤズマを買いたいところ。

とはいえ、職人はどんどん減ってるみたいだし、気にいる物が見つからない可能性も十分覚悟してた。

まずは博物館(5リラ約160円)で昔のヤズマをチェック。ふむふむ。




その後、ヤズマジュラル・ハヌ周辺のヤズマショップをのぞいて見たけど、プリントされたなんちゃってヤズマや、シルクのスカーフばかり。
ヤズマの定義が何なのかよくわからないけど、プリントヤズマも、お店の人はこれがヤズマだと言う。



やっぱ見つけられないかなーと思いながら、タシュハン(かつての隊商宿で、今はカフェとお土産屋、アトリエがある)の1階を1周し、2階に上がってみたら、今までと違う雰囲気のヤズマが…!

↑タシュハンの中庭

のぞいて見たらありました!
小さな店内にはハンコがズラリ。


お姉さんがバスク(ハンコ)担当で、お母さんがふちにオヤをあしらう。
私がヤズマを物色してる間、このパターンにはこの色の糸を使った方がいいとか打ち合わせしてました。

日本人の生徒もいるらしいし、先日トルコに住む日本人が買いに来たのよーとか言ってました。

しかも私が選んでる間、ほとんど口を挟まずほっといてくれるので、ゆっくり見れたー!◎

値段もシールが貼られてて、使ってる色の多さやオヤの編み方で値段が違う。
全然値切れなかったけど、適正価格だと思ったので2枚購入。70リラ(2150円)前後の物が多かったかな。私が見たのは40〜175リラぐらいでした。
(その後友達の分をもう一度買いに行き、自分用にももう1枚買い増しました。)



欲を言うと、こんなヤズマが欲しかったのだけど、今はこういうのは作ってないのか見かけなかった。↓

ヤズマは買えたし、トカットの街は素敵だったし、来ようか迷ったけど来て良かった!

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